スペアタイヤ交換のやり方|ジャッキアップの手順と応急用タイヤの注意点
パンクしたとき、スペアタイヤと工具が積まれていれば自分で交換できる場合があります。 この記事では、ジャッキアップからナットの締め方までの手順と、 交換後の応急用タイヤ(テンパータイヤ)で走るときの制限を、特定の会社をすすめずに整理します。
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準備するものと作業前の確認
多くの車では、スペアタイヤと工具はトランク床下などに格納されています。次のものを確認してください。
- スペアタイヤ(空気圧が抜けていないかも確認。応急用タイヤは指定空気圧が高めのことが多い)
- 車載ジャッキとジャッキハンドル
- ホイールレンチ(ロックナット装着車はアダプターも必要)
- あれば軍手・輪止め・反射ベスト・停止表示器材
作業前に、次の3点を確認してください。
- 平坦で硬い地面か(傾斜地・砂利・柔らかい路肩ではジャッキが外れる危険があります)
- 後続車から見えやすい安全な場所か(夜間・カーブ付近は特に注意)
- パーキングブレーキをかけ、AT車はP、MT車はギアを入れた状態か
スペアタイヤ交換の手順
一般的な手順です。順番のポイントは「ナットを緩めるのは接地したまま、締めるのも接地させてから」です。
- ハザードランプを点灯し、輪止め(なければ石など)を対角のタイヤにかます
- ホイールキャップがあれば外し、タイヤが接地したままの状態でナットを半回転ほど緩める(反時計回り)
- 指定のジャッキアップポイントにジャッキをかけ、タイヤが地面から少し浮くまで上げる
- ナットを全て外し、パンクしたタイヤを外す
- スペアタイヤをはめ、ナットを手で仮締めする
- ジャッキを下げてタイヤを接地させ、対角線の順番で数回に分けて本締めする
- 外したタイヤと工具を積み込み、忘れ物がないか確認する
ジャッキアップの注意点
- 指定のジャッキアップポイント以外にかけない――車体の変形やジャッキの脱落につながります。位置は取扱説明書で確認してください。
- ジャッキアップ中は車体の下に体を入れない――車載ジャッキは整備用ではなく、外れる可能性を前提に扱います。
- 上げすぎない――タイヤが交換できる最小限の高さで十分です。高く上げるほど不安定になります。
- ジャッキアップ中に車を揺らさない――乗り降りや強い力をかける作業は避けてください。
応急用タイヤの制限(速度・距離)
スペアタイヤの多くは、通常タイヤより細い応急用タイヤ(テンパータイヤ)です。あくまで一時的な使用を前提とした設計で、次のような制限があります。
| 項目 | 一般的な目安 |
|---|---|
| 速度 | 80km/h以下が目安とされることが多い |
| 距離 | 長距離走行は不可。修理・交換先までの移動にとどめる |
| 空気圧 | 通常タイヤより高い指定(例:420kPa程度)のことが多い |
| 装着位置 | 駆動輪を避ける指定がある車種もある(取扱説明書を確認) |
制限値は車種・タイヤにより異なります。応急用タイヤの側面表示と取扱説明書を必ずご確認ください。
応急用タイヤ装着中は、急ブレーキ・急ハンドルを避け、できるだけ早く整備工場・タイヤ販売店でパンクしたタイヤの修理または交換を受けてください。
交換後にやること
- できるだけ早く整備工場・タイヤ販売店へ行き、パンクしたタイヤの修理可否を診断してもらう
- ナットの緩みがないか、走行後に増し締め・点検を受ける
- スペアタイヤを使ったら、次のパンクに備えてスペアの補充(または修理したタイヤの再格納)を忘れない
- スペアタイヤの空気圧は普段から半年に1回程度点検しておくと、いざという時に使えます
自分で交換できないとき
スペアタイヤがない、工具の使い方に不安がある、場所が危険――そのような場合は無理をせずロードサービスに依頼してください。 多くの自動車保険には、現場でのスペアタイヤ交換作業に対応するロードサービスが付帯しています(対応範囲・回数は契約によります)。 詳しくはパンク・タイヤトラブルと保険ロードサービスをご覧ください。
よくある質問(FAQ)
ご利用にあたっての注意
- 掲載内容は作成時点の一般的な情報であり、最新性・正確性を保証するものではありません。
- 作業手順・ジャッキ位置は車種により異なります。必ず取扱説明書・公式情報をご確認ください。
- 危険を伴う状況では無理をせず、安全を最優先に行動してください。
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